お客様からつねに直接発注を受け、企画制作から印刷までを一貫して担当する東洋印刷。一連の業務の仕上げのステップであり、またお客様からの最終評価を受けるのが印刷のシゴト。だから印刷表現のクオリティとその責任もひとしおですね。
私の仕事は、1台の印刷機を担当し、給紙から色調整・断裁・仕上がりまで、印刷工程のすべてを担当する印刷オペレーション業務です。最も細心の注意をはらうのは、チラシのデザインの意図を紙面に反映すること。デザインによって色調はそれぞれ異なるので、インキの量や状態などを微調整し、紙面全体の最適化とクオリティUPを実現していくところが、この仕事の面白さでもあり、大変なところでもありますね。
先輩や上司のきめ細かくて手慣れた仕事を見るたびに、「まだまだこれからだな」と痛感させられますが、一日でも早く、一人前のオペレーターとして必要なことを確実に行えるように成長していきたいですね。
全国の家庭で、自分の仕事を見てもらえる。
その喜びを糧に、学び成長する日々。
自分が行った作業を経て仕上がった印刷物が、全国のご家庭のリビングにとどく…。それを実感した時、改めてスゴイ仕事をしているんだなと実感します。
印刷会社とはどんな会社なのか、どんな業務を行っているのか学生の方にはよくわからないだろうと思いますが、勇気を出して飛び込んでみるというのも一つの経験だと思いますよ。
A.S.さんの必携GOODS
「ワンプカッター」
オフセット輪転印刷用のロール紙は厚い包装用紙(ワンプ)に包まれているんですが、この包装を剥がす時に、刃物で本紙を傷つけることのないように使用するのがこの専用具。毎日使い込んで今では自分の手にしっくりと馴染んでいます。